フェンシング太田会長 協会収益を憂慮 スポンサーから「ゴメンナサイの可能性もある」

[ 2020年3月29日 05:30 ]

日本フェンシング協会の太田雄貴会長
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 日本フェンシング協会の太田雄貴会長(34)が28日、新型コロナウイルスの影響を受ける今後の協会収益を憂慮した。都内での理事会後に取材に応じ「影響が出ると思う。広告費収入率が高いほど大変になる」と語った。

 同協会の昨年度決算書によれば、広告費収入は約1億1000万円。JALなど5社と公式パートナー、デサントなど7社と公式スポンサー契約を結ぶ。太田会長は「ありがたいことに(契約は)21年3月まである」としたが、各企業の経営悪化が予想される中で「期中にゴメンナサイ(契約破棄)の可能性もあるし、来季(の契約)が心配」と語った。

 東京五輪が来年に延期となったことで、選手強化の継続は必須。JOCなどからの強化費は維持される見込みながら、開催方法の改善で大きな収入源となりつつある全日本選手権についても「改革が結構苦しくなるかもしれない。そもそも開催できるのか」と話した。同協会のマーケティングPR委員長も兼ねる太田会長。追い込まれた状況で、逆転の“突き”が飛び出すか。

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2020年3月29日のニュース