24歳五輪代表 西村拳 “空手道のプリンス”は“母の教え”で美顔、髪形にもこだわり

[ 2020年2月21日 05:30 ]

母校・近大で練習を公開した空手男子の組手75キロ級・西村拳。究極のこだわりで金メダルを狙う!
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 五輪では、美顔にも注目!?空手男子組手75キロ級の東京五輪代表に決まった西村拳(24=チャンプ)が20日、大阪府東大阪市の母校・近大で練習を公開した。「空手道のプリンス」と称されるイケメンファイターは、意外なこだわりを告白。世界が恐れる上段蹴りを武器に、夢舞台で最も輝くメダルをつかむ。

 一昔前、芸能人は歯が命だった。今の時代、空手家は美顔こそ究極のこだわりだ。母校・近大での練習公開。2時間のメニューをこなした後、西村は額に汗を光らせた。

 「東京五輪は出るのが目標ではない。五輪で金メダルを獲るのが目標なので」

 お笑い芸人「麒麟」の川島明をシュッとさせたような端正なマスクに、強気な笑みが浮かぶ。人呼んで“空手道のプリンス”。その愛称を「照れくさいのはあるけど…」と頭をかきながら、「けなされているわけではないし、ありがとうございますって感じです」と受け入れている。

 もちろん、一朝一夕で手にした「称号」ではない。格闘家に似つかわしくない白い肌の持ち主。まめに洗顔し、化粧水、乳液にもこだわる。「お金をかけるわけでなく、当たり前のことを繰り返しやっているだけです」

 空手といえば、男臭いスポーツの代表格。美顔、そして髪形も自己主張する西村は、異端児かもしれない。その根底には、母の教えがある。

 「“人間は見た目から入る。どこに出ても恥ずかしくない格好でいなさい”と育てられてきたので」

 思いがけず硬派な理由を口にする顔がりりしい。東京五輪で初採用される空手競技。世界のトップが集う「空手1プレミアリーグ」を何度も制した24歳は、金メダルへの最短距離にいる。

 「世界に通じる技は持っている。あとは、それを試合に出すだけ」

 揺るがぬ自信。世界のつわものを沈めた上段蹴りがヒットすれば、こだわりの美顔も表彰台のてっぺんで映える。 


 ◆西村 拳(にしむら・けん)1995年(平7)12月31日生まれ、福岡市出身の24歳。元世界王者の父・誠司さんの影響で3歳から競技を始める。名門・宮崎第一高で頭角を現し、近大に進学。全日本学生選手権で個人、団体を制するなど、日本を代表する選手に成長する。世界のトップ選手が集結する「空手1プレミアリーグ」では、16年9月のハンブルク大会で初優勝。安定した成績を残し、東京五輪の男子組手75キロ級代表を確定させた。1メートル80、75キロ。

 【空手の五輪代表選考】第1段階として今年1月のプレミアリーグ(PL)パリ大会終了後に、国内2位選手と2000点差以上を付けた1位選手が代表に内定し、形男子の喜友名諒、同女子の清水希容、組手男子75キロ超級の荒賀龍太郎、西村の4人が決定した。今月28日~3月1日のPLザルツブルク大会終了後に1000点差を付けた場合も内定し、組手女子61キロ超級の植草歩らの内定が有力。それでも決まらない階級は、3月のPLラバト大会後に最もポイントが高い選手が内定する。

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