池江璃花子「生きていることが奇跡」 白血病闘病中「一番しんどい時には、死にたいと…」

[ 2020年2月19日 23:36 ]

池江璃花子
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 白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)が19日、にテレビ朝日系「報道ステーション」にVTRで出演。昨年2月に白血病となったことを公表してから初めてカメラの前でインタビューに答えた。

 池江は元テニス選手でスポーツキャスターの松岡修造(52)のインタビューに答える形で行われた。病名告知後にはすぐにポジティブな気持ちに切り替えられたと明かした池江だが、治療は想像を絶する苦しさだったという。「吐き気がひどい時に、ずっとトイレに閉じこもっていて。すごくしんどくって、でもこの気持ち悪いのが一生続くわけじゃないから大丈夫って。大丈夫、大丈夫って言い聞かせていました」と明かした。今では「家族、関係者の支えがなかったら乗り切れなかったと思うし、すごく感謝しています」と語るが、「これまでも弱音を吐くところは見せなかったし、素直に頼れなかった。それがたまって、結構しんどい時もあった」と言う。その理由を松岡に聞かれると「家族に迷惑をかけたくなかった」と語りそっと涙をぬぐった。

 そんな池江だがツイッターに「思っていたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです」とつづった時よりもっとひどい状況が続いたという。「携帯なんて絶対さわれない。もうテレビも見られない。音も聞きたくない。ご飯も食べないっていう状況が2週間続いた。寝返り打つのもしんどい状況」で、「もう数千倍どことじゃない。もう。人が感じる苦しいとはレベルが違う苦しさなんだろうなって思いました。こんな経験二度としないだろいうという経験はしたと思います」と語り「一番しんどい時には、死にたいと思いました。こんなに苦しい思いをするんだったら死んだ方がましって思っちゃって」と明かした。しかし「時の言葉を後で思った時にすごく反省しました」と語った。その後一時退院をした時に外に出られてこと、車に乗れたこと、外食できたこと「すべてが本当に幸せで、なんであの時あんなこと思っちゃったんだろう。絶対こんなこと思っちゃだめだって思いました」と言葉をつづけた。

 今、池江は2024年のパリ五輪出場を目指している。病気でのブランクもあり「覚悟をしています。パリに出られなかったとしても次があると思っています。自信があるわけじゃないですが、目標は絶対に必要だと思うし、パリが今の一番の目標」語る。「いつか試合に出れた時には何秒くらいは絶対出しておきないな、とか、そういうレベルでは考えています。まだ泳いでもいないのに」と語る。自分が泳いでいる夢も見るそうで「タイムも意外に早くてびっくりしました」と語り「夢ですけどね」と続けた。

 最後に病気を通じ「病気になって水泳ができなくなって、水泳をするのが当たり前だったし、ここにいる、っていうのが当たり前になっていたけれど、ここにいることが奇跡だし、生きていることが奇跡っていういう風に気持ちが変わりました」。続けて、「病気になってよかったとは1モミリも思わないんですけど、学んだことが多いから、どういう気持ちで生きていくべきなのかっていうのを考えさせられたので、自分の人生にとってすごく大きなターニングポイントになるんじゃないかな、と思っています。この番組に出させてもらうことで、たくさんの方に見ていただくことで病気の方たちにとっても希望を持って治療を持って励んでほしいし、とにかくここまで元気になれた人間がいるんだから、あなたも元気になれるよということを伝えたいと思います」と、メッセージを伝えた。

 池江は昨年2月に白血病となったことを公表。昨年12月に退院を報告し、東京五輪出場を断念して24年パリ五輪でのメダル獲得を目標に掲げ、医師と相談の上で軽めのトレーニングも再開している。

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