田村、SO育成の遅れに警鐘 自身の成長望むなら「弱いチーム選べ」

[ 2019年11月26日 05:30 ]

会見を行ったキヤノンの(右から)田村、アリスター・クッツェーHC、田中
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 ラグビー日本代表のSO田村優(キヤノン)が、現在のトップリーグ(TL)で日本人スタンドオフ(SO)が育ちにくい状況に警鐘を鳴らした。25日、都内での公開練習後に取材に応じ、「なかなか若いSOが育っている感じがない。どのチームも外国人が(10番で)プレーしている。4年後のW杯は外国人が(日本代表の)10番をやる可能性が高い」と指摘した。

 実際にカーター(神戸製鋼)やフォーリー(クボタ)ら超一流の司令塔がTLに在籍。才能ある若手が経験を積みにくい状況にある。「勝たないといけないので」とチーム事情を理解しつつも、今後を憂慮。田村自身は「あまり強くないチームを選び、辛抱強く使ってもらった」ことで成長。「今、僕が大学生だったら弱いチームを選ぶ」と次世代に助言も送った。

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2019年11月26日のニュース