ボルト氏、9秒台ランナーの小池に金言 挫折から立ち直る方法は…「真っ白な新しい1年を」

[ 2019年11月14日 16:19 ]

決めポーズをするボルト氏(左)と小池
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 陸上男子100メートル、200メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルト氏(33=ジャマイカ)が14日、都内で自身がプロデュースするシャンパンのPRイベントに出席。イベントに同席した男子100メートルで日本人3人目の9秒台をマークした小池祐貴(24=住友電工)からプレッシャーへの対処方法を問われると「メディアは基本的に無視することと思っている」と“金言”を与えていた。

 五輪や世界選手権など数々の重圧に勝って栄光をつかんできたボルト氏は「メディアが何を言おうが、自分にとって何がベストかに集中している」と続けた。その上で「周りの人たちも期待を寄せるためにプレッシャーとして押しかかってくるが、それよりも集中力を高め、自分が自分に対して課すプレッシャーがそれよりも勝るという努力を図ってきた」と金メダルの秘訣を明かした。

 小池はこの機を逃すまいと立て続けにボルト氏に質問攻め。挫折などから切り替えるためにはという問いかけに、ボルト氏は「1年が終わると過去にどんな栄光を収めても忘れて、真っ白な新しい1年を始める。自分で自分の過去の成績を上回るような新しいゴールを設けてきた」と心の整え方も伝授。ボルト氏と初対面したという小池は「来年に向けて再スタートを切るタイミングで話が聞けて、そういう意識を持ちながらやっていこうとモチベーションが上がった。挑み続ける日々に対して実りある時間だった」とレジェンドとの対話を振り返った。

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2019年11月14日のニュース