18歳・橋本大輝が鮮やか逆転V!五輪代表へ最短ルート見えた

[ 2019年11月8日 20:48 ]

体操・個人総合スーパーファイナル ( 2019年11月8日    群馬・高崎アリーナ )

<2019男子個人総合スーパーファイナル>あん馬を終え胸をなで下ろす橋本(撮影・会津 智海)
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 10月の世界選手権で好演技を披露した橋本大輝(18=市船橋高3年)が合計86・031点で初優勝を飾った。

 最終種目の鉄棒を5位で迎えたが、カッシーナ、コールマンなど離れ技を華麗に決めて14・833点をマーク。一気に逆転して頂点に立った。

 10月15日に世界選手権の開催地・ドイツから帰国。今大会に向けて気合を入れすぎ、「思いつめてやってしまっていた」と振り返る。苦境の18歳に響いたのは市船橋高の神田真司総監督の「気負わず楽しく練習しよう」という言葉。その後の1週間は原点に立ち返り、楽しく汗を流してきた。

 2位の萱和磨(22=セントラルスポーツ)とともに来春の個人総合W杯シリーズの代表に決定。同シリーズで好成績を残せば、20年東京五輪の代表に決まる。伸び盛りの18歳に、TOKYOへの最短ルートが見えてきた。

 ▼橋本の話 自分の中で気持ちいい演技をしたかった。その結果、1位で終われたのでとても満足。東京五輪は自分が代表に入って、団体金メダルと個人総合でメダルを取れるように頑張りたい。

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