“ミレニアム世代”安田祐香 最終プロテスト4位で一発合格

[ 2019年11月8日 20:30 ]

LPGA最終プロテストに合格しボードを指差し笑顔の安田祐香 (撮影・後藤 大輝)
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 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストは8日、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6398ヤード、パー72)で最終の第4ラウンドを行った。

 “ミレニアム世代”安田祐香(18=大手前大1年)がプロテストの重圧に苦しみながらも2バーディー、3ボギーの73とスコアをまとめ、通算5アンダーの4位で一発合格を果たした。韓国のイ・ソルラ(28)が通算9アンダーでトップ合格し、今秋のツアー予選会(QT)最終からの出場権を獲得。制度変更により繰り上げ受験が可能になった現高校3年生からは山下美夢有(18=大阪・大阪桐蔭高)、西郷真央(18=千葉・麗沢高)、フィリピンの笹生優花(18=東京・代々木高)の3人が合格した。

 3週前の富士通レディースで史上7人目のアマチュアVを果たしてプロ転向した古江彩佳と同じ“ミレニアム世代”からは4人が合格した。その中で最も注目を集めていたのは4月のオーガスタ・ナショナル女子アマで“世界3位”の成績を残した安田。クリアして当然のプロテストを4位で終え「自分が感じてない緊張があったんだと思います。何かずっと苦しかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 15番では第2打を大きくダフるミス。池ポチャを覚悟したが、石で跳ねてセーフ。パーを拾う幸運もあった。

 「大山(志保)さんのような長い間、活躍できてファンの方への対応も素晴らしい選手になりたい」

 プロのツアー競技で同組だった大山のプロゴルファーとしての姿勢に感銘を受けた。成績だけでなく長くファンから愛されるゴルファーが目標だ。

 次戦は来季のツアー出場権を懸けたツアー予選会(QT)のファーストステージ(11月26日から4日間)。「ショットがいい訳じゃないので修正したい」と気を緩めることなくさらに先を見据えている。プロゴルファー・安田の獲得には既にマネジメント会社7社が名乗りを挙げている。今後、所属契約も含めて争奪戦は激化しそうだ。

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