連覇を狙う畑岡 1アンダー35位の出遅れにも「許容範囲ではないかと思います」

[ 2019年11月8日 17:35 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラッシック第1日 ( 2019年11月8日    滋賀県の瀬田GC北C=6659ヤード、パー72 )

<TOTOクラシック第1日>18番、サードショットをOKに付けた畑岡奈紗(撮影・井垣 忠夫)
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 ディフェンディングチャンピオンの畑岡奈紗(20=森ビル)が終盤に本領を発揮し、盛り返した。

 6番でボギーが先行し、我慢のゴルフが続いたが、1オーバーで迎えた17番パー5で3打目を2メートルにつけイーブンに戻す。さらに最終18番ではアプローチをOKに寄せて、1アンダーの71、31位でフィニッシュした。

 「最後の2つは簡単なパー5ではないので、そこでしっかり取ってアンダーでいけたのは大きいと思います」とうなずいた。

 前週、台湾で行われた米ツアー競技は体調不良で欠場。「(3週前に)中国に行った時に最初、おなかが食中毒みたいになって。後から鼻水とか喉が痛くなったりして、日本に帰ってからもなかなか治らなかった」と一週間クラブを握らず、自宅で静養に務めた。その間、テレビで米ツアーのZOZOチャンピオンシップを観戦し気分転換した。

 「ウッズ選手の優勝は凄いなと思いました。松山さんも自国開催で2位に入ったので、日本選手が上位で戦っていると、盛り上がるなと感じました」と振り返る。

 プレーする舞台が米ツアーであっても、ホームで母国の選手が活躍すれば、ファンは喜んでくれる。今週は日本で開催される唯一の女子の米ツアー競技。「今は米国が主戦場。日本でプレーする機会が減ってきている中で、成長した部分を日本の方に見せられたらいいなと思います」

 前日は3日間競技について「1日目で打ってしまったら可能性がなくなるので、ずっといいスコアで回らないと、なかなか上位には行けないのかなと思います」とスタートのつまずきを戒めていた。

 初日は首位に4打差をつけられたが「(今日の)1アンダーなら許容範囲内ではないかと思います。まだ気持ち良く振り切れているという感じではないですが、最後もPWで打ってOKだったので、その感覚でどんどん長いクラブになっても振れるようにしたいです」と上を見据えた。

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2019年11月8日のニュース