ロシア スコットランド戦に向け練習 W杯初白星へ「フィジカルの強さを最後の試合で見せたい」

[ 2019年10月8日 17:07 ]

前日練習で円陣を組むロシアチーム(撮影・中出健太郎)
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 ラグビーのロシア代表は8日、W杯1次リーグA組最終戦のスコットランド戦(9日)へ向けた前日練習を静岡スタジアムで行った。メンバーは練習前にピッチで円陣を組み、「ロ、シ、ア!」と声を合わせて闘志を高め、ウオーミングアップのあと、FW陣はラインアウトの確認、バックスはパス回しなどをチェックした。

 ロシアは3戦全敗で既に敗退が決まっており、トライも日本との開幕戦でマークした1つだけ。それでもボイトフ・コーチは「W杯全体をポジティブに受け止めている。特にディフェンスは進歩したと思う。選手たちがコーチに言われてではなく、自分たちでプレーするようになったのも大きな進歩だ」と総括。スコットランド戦へ向けても「我々のフィジカルの強さを最後の試合で見せたい」と抱負を述べた。

 SHペロフは「一番のモチベーションは勝利」とロシアのW杯初白星を目標に掲げ、「最後まで自分たちの力を信じるというところを見せたい」と意気込んだ。ボイトフ・コーチは「この大会が終わると多くの選手が引退する。彼らがコーチになった時にW杯で得た知識、肌で感じたレベルを伝えてほしい。それが一番の土産になるし、大きな財産になる」と将来のロシア・ラグビーへの効果を期待した。

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2019年10月8日のニュース