スコットランド ロシア戦前日練習で汗、守備担当コーチはキック警戒

[ 2019年10月8日 12:54 ]

ロシア前日練習を行うシーモア(中央)らスコットランドのメンバー。右はベンチ外のレイドロー(撮影・中出健太郎)
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 ラグビーのスコットランド代表が8日、W杯1次リーグA組第3戦のロシア戦(9日)へ向けた前日練習を試合会場の静岡スタジアムで行った。公開された冒頭15分ではウオーミングアップのあと、FWはラインアウトなどを、バックスはパス回しを確認。中3日で迎える日本戦(13日、日産ス)に備えてベンチ外となったSHレイドローらも途中までメンバーと一緒に汗を流した。

 会見したディフェンス担当のテーラー・コーチは今大会でキックパスが多用されていることを問われ、「守備ラインのディフェンスをもっと厳しくしないといけない。その後ろも守らないと」とコメント。「ロシアも多くキックを使ってくる。キッキングゲームを想定して準備している」と話した。また、ベンチ外のWTBメートランドの状態については「そけい部の筋肉がちょっと張っているが、日本戦には必ず出られる」と説明。サモア戦(9月30日)で脳しんとうの疑いで交代したプロップのデルに関しても「次は大丈夫」と出場を確約した。

 昨年の欧州6カ国対抗イタリア戦以来のゲーム主将を務めるフランカーのバークレーは「プレッシャーと責任ある立場だが、非常に光栄だ」とコメント。「個人的には明日がビッグゲームで、日本戦はそのあと。先のことは考えない方がいい」としながらも「明日も日本戦も出たい」と意欲を口にした。当日は静岡県内の小中学生1万6000人が試合を見に訪れるとあり、「神戸でも学校を訪問したが、子どもたちからエネルギーをもらっている。速くてオープンなラグビーを見せて、ラグビーが楽しいと思ってもらえれば」と好ゲームを誓った。

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2019年10月8日のニュース