貴ノ富士、11日までに進退表明か 弁護士通じ意向回答の連絡 千賀ノ浦親方訪問も連絡取れず

[ 2019年10月8日 05:30 ]

貴ノ富士
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 日本相撲協会は7日、付け人力士への暴力行為などにより自主引退を促されている十両・貴ノ富士(22)が、11日までに何らかの意向を回答すると発表した。代理人弁護士を通じて連絡を受けた。自身の進退に関するものとみられる。

 相撲協会によると9月26日の理事会で八角理事長(元横綱・北勝海)が引退を受け入れるか、師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)と相談するよう指示して謹慎を通告。貴ノ富士は「はい」と返事をしたという。ただ同親方によると部屋に不在で、都内のマンションに滞在している。

 貴ノ富士は9月27日に記者会見を開き、現役続行の希望を表明。弁護士は同協会との協議日時を複数指定し、一度は10月3日に決まった。ただ協会に要望していた再発防止策の回答が意に沿わず拒否。11日までに文書で意向を連絡するとした。

 千賀ノ浦親方は貴ノ富士の居場所を複数回訪れたが、応答がないと説明。「何かあったらと不安にもなる。本当に心配。顔を合わせて話をしたい」と涙を浮かべた。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は部屋にいない現状に対し「社会通念上、決まり事は守らないといけない」と苦言を呈した。

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2019年10月8日のニュース