Bリーグ開幕!!日本代表・篠山、19点躍動 宇都宮に快勝

[ 2019年10月4日 05:30 ]

Bリーグ 第1節   川崎78―57宇都宮 ( 2019年10月3日    横浜アリーナ )

<川崎・宇都宮>第3Q、ドリブルで切り込む篠山(右)(撮影・会津 智海)
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 横浜アリーナに9514人の観衆を集めて4シーズン目が開幕し、ホームの川崎が宇都宮に78―57で快勝した。右足親指骨折から復帰した日本代表の篠山竜青(31)が19得点3アシストの活躍。リーグ1年目のチャンピオンシップ(CS)決勝、昨季のCS準々決勝で敗れている因縁の相手を撃破し、悲願の初優勝に向けて好発進した。残りの開幕カード8試合は5、6日に開催される。

 故障明けの篠山が躍動した。9月5日のW杯米国戦で右足親指を骨折。この試合が復帰戦だったが、19得点を挙げ、4選手が新加入して連係構築中のチームを引っ張った。W杯は5戦全敗に終わったが「たくさんのことを学べた。結果は出なかったが、一歩世界に踏み出せたことに意義がある」と悲観はしていない。今季チームが掲げる「ハイエナジー&ハイインテンシティー」を体現し続けることで、世界との差が埋まると確信している。

 Bリーグにとっても今季は勝負の年。2月に日本代表がW杯アジア予選突破を決め、6月のNBAドラフトでは八村塁がウィザーズから1巡目指名された。日本バスケ界が熱狂する中で迎えたW杯で、32チーム中31位と惨敗。44年ぶりの出場が決まっている20年東京五輪に向けてバスケ熱を冷まさないためには、国内リーグの活性化が欠かせない。1万人近い観衆を集めた横浜アリーナと、世界を知った篠山、ファジーカスらの存在が、Bリーグのさらなる飛躍を予感させた。

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2019年10月4日のニュース