ウェールズ、前回準Vの豪州撃破し2連勝 ガットランド監督「タフな試合だった」

[ 2019年9月30日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグD組   ウェールズ29―25オーストラリア ( 2019年9月29日    味スタ )

<オーストラリア・ウェールズ>オーストラリアを下し喜ぶ「レッド・ドラゴン」ウェールズフィフティーン(撮影・井上 徹)
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 1次リーグD組の2試合が行われ、今年の欧州6カ国対抗全勝優勝のウェールズが前回準優勝のオーストラリアを29―25で撃破。W杯では5連敗していた相手から87年大会の3位決定戦以来32年ぶりの勝利を挙げ、2連勝で首位に立った。ジョージアはウルグアイに33―7で快勝し、ともに1勝1敗となった。

 日本―ロシアの開幕戦を上回る観衆4万7885人の前で、ウェールズが宿敵を破って1位通過へ大きく前進した。130キャップ目でチーム最多記録を更新したロックのA・ジョーンズ主将はWTBノースとキスで喜びを分かち合い「彼の奥さんは許してくれる。いつもやってるわけじゃない」と苦笑いした。

 SOビガーがW杯史上最速記録の開始36秒でDGを決めて先制。ビガーは前半12分にも絶妙なキックパスでCTBパークスのトライを生んだ。ビガーが相手のタックルで頭を打ち、途中で交代すると、控えSOパッチェルが1ゴール3PG1DGで14点を叩き出し、後半のオーストラリアの猛攻をかわした。

 W杯直前に正司令塔のアンスコムが負傷で離脱する中、2人のSOが役割を果たし、ガットランド監督は「タフな試合で、交代選手もよくやってくれた」と称えた。W杯最高成績は87年大会の3位。8月には初の世界ランク1位にも立った「レッド・ドラゴン」が、最初の難関を乗り越えた。

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2019年9月30日のニュース