明生 1敗でトップに並んだ! 24歳自己最速勝ち越し 平幕2人でV争い

[ 2019年9月17日 05:30 ]

大相撲秋場所9日目 ( 2019年9月16日    両国国技館 )

明生(右)は琴奨菊をすくい投げで破る(撮影・長久保 豊)
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 明生が琴奨菊をすくい投げ、1敗を守った。自己最速9日目に勝ち越しを決め、ただ1人全勝だった隠岐の海が敗れたため、平幕2人がトップで並んだ。2敗で御嶽海、貴景勝、朝乃山の3人が続く。カド番の大関陣は豪栄道が正代を押し出して6勝目。栃ノ心は遠藤を立ち合いの変化ではたき込み、4勝5敗とした。

 土俵を半周、回り込んだ先に勝機はあった。琴奨菊の十八番・がぶり寄りで背負った土俵。明生が左から逆転のすくい投げで元大関をはわせた。

 「相手は左四つが強いんで焦った。体が動いている」

 狙ったもろ差しにはならず、避けたかった左四つになっても勝ち切った。豊富な稽古量、明確な課題設定が窮地を救った。

 名古屋場所後の夏巡業では、稽古を休んだのが22日中1日だけ。茨城県つくばみらい市にある部屋は両国国技館まで電車で1時間半かかり、稽古相手の不足が懸案だった。

 「巡業はみんないる。稽古をやらないともったいない」。その姿を見た白鵬からは稽古を打ち切って呼び寄せられ、足の運びについて助言を受けた。相手に上体を預ける形での寄りを指摘され「下半身から出るよう」意識するようになった。

 初の上位挑戦だった名古屋場所。初白星が7日目と幕内で最も遅かったが、その翌場所、9日目でトップに並んだ。4勝止まりで東前頭4枚目から西前頭10枚目に降下して上位との対戦がないことも一つの要因だが、24歳の成長力も見逃せない。

 取組後、電車を乗り継いでの家路は立ったままだという。幕内上位で取ると到着が午後8時になる。「車で行きたいです」。車での会場入りが認められるのは大関以上。将来の大関獲りへ向け、次なる標的は2桁勝利だ。

 ◆明生 力(めいせい・ちから=本名・川畑明生)1995年(平7)7月24日生まれ、鹿児島県奄美大島出身の24歳。朝青龍に憧れ、小学3年で角界入りを決意。中学卒業後の2011年技量審査場所で初土俵。16年九州場所で新十両、昨年名古屋場所で新入幕。1メートル79、147キロ。最高位は東前頭4枚目。

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