「日の丸飛行隊」金野昭次氏が死去 75歳、下咽頭がん 72年札幌五輪スキー・ジャンプ銀メダル

[ 2019年9月10日 05:30 ]

死去した金野昭次氏
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 72年札幌五輪スキー・ジャンプの70メートル級(現ノーマルヒル)で表彰台を独占した「日の丸飛行隊」の一員で銀メダリストの金野昭次(こんの・あきつぐ)氏が5日午前1時18分、下咽頭がんのため札幌市の病院で死去した。75歳。札幌市出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻節子(せつこ)さん。

 日大から北海道拓殖銀行に進み、68年グルノーブル五輪に出場。札幌五輪では70メートル級を制した笠谷幸生氏に続いて2位に入り、3位で08年に亡くなった青地清二氏とともに日本勢で金銀銅のメダルを獲得した。98年長野五輪は聖火リレーの走者を務め、開会式で笠谷氏らとともに五輪旗を持って入場した。

 ◆札幌五輪70メートル級金メダル笠谷幸生氏 鋭い踏み切りは「カミソリ」と表現された。70メートル級の会場、宮の森のジャンプ台では独壇場と言えるほど強かった。それに大きい試合になると力を発揮した。ご冥福をお祈りするだけです。

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