大坂なおみ 号泣の15歳ガウフをインタビューに誘う「シャワーで泣くよりも、みんなと」

[ 2019年9月1日 09:53 ]

テニス 全米オープン 第6日 ( ニューヨーク、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

<全米オープン第6日>試合後、敗れたガウフ(右から2人目)を勝利者インタビューに呼び寄せ労う大坂なおみ(右)=撮影・小海途 良幹
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 テニスの四大大会、全米オープンテニス第6日は8月31日(日本時間9月1日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われた。女子シングルスで連覇を狙う第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)は3回戦で、主催者推薦で初出場した15歳の新鋭、コリ・ガウフ(米国)=世界ランキング140位=と対戦。6―3、6―0のストレートで下し、4回戦に駒を進めた。

 大坂は試合後、号泣するガウフに歩み寄り、「あなたは頑張った。コートでのインタビューを一緒にやりましょう」と声をかけた。1度は断ったガウフだったが、大坂が再度「一緒にやりましょう」と誘うと受け入れた。

 ガウフは「きょうの試合は本当に彼女(大坂)がすごかった。この試合から学ぶことがたくさんありました。この機会を本当にありがとうございます。なおみ、きょうはありがとう」と涙ながらに話した。

 続いてインタビューを受けた大坂も目を潤ませ、ガウフと抱き合い「まずガウフのチームと家族に敬意を表します。前から知ってる私たちが努力をして今、この舞台にいるのが本当にうれしいです。私も成長できた試合。スタンドの皆さんからの声援も素晴らしかった。コリ(ガウフ)が相手だったからきょうはいい集中力が出せました」と笑顔。

 そして「きょうのお客さんはほとんどがガウフを見るためにやってきた。(1人で)シャワーで泣くよりも、みんなと話した方がいいと私は思った」とインタビューに誘った理由を説明した。2人に対し、スタンドの観衆は大歓声を送っていた。今大会はWOWOWで放送。

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