八村31点!格上ドイツから逆転金星、白鵬&鶴竜に「勇気づけられた」

[ 2019年8月25日 05:30 ]

バスケット 男子強化試合   日本86-83ドイツ ( 2019年8月24日    さいたまスーパーアリーナ )

<日本・ドイツ>第1Q、ファールを受ける八村(撮影・会津 智海)
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 W杯(31日開幕)に出場する世界ランキング48位の日本は、同22位と格上のドイツに86―83で逆転勝ちした。八村塁(21=ウィザーズ)が両チーム最多の31得点、渡辺雄太(24=グリズリーズ)も20得点。ファジーカス・ニック(34=川崎)も好プレーを見せ、「ビッグ3」が躍動した。25日には世界51位のチュニジアと対戦する。

 殊勲の汗が光るコートで、八村が笑っていた。1万8355人が見届けた、世界22位からの勝利。金星の価値も会場の盛り上がりも昨年6月、自身が出場したW杯アジア予選(千葉)で当時同10位のオーストラリアを撃破した時と同じだ。「こうやって集まってくれて、強豪に勝てて良かった。オーストラリアの時も凄かったけど、ここもそれに値する」と胸を張った。

 試合前のシュートセレモニーに、大相撲の横綱白鵬と鶴竜が参加。マイクを握った白鵬から「八村くん、頼むよ!」とエールを送られ、エースは燃えていた。「プレッシャーも感じたけど、横綱さんがバスケ好きで来てくれて、うれしかった。勇気づけられてやる気になった」。NBAプレーヤー4人を擁するドイツに前半は劣勢だったものの、八村の豪快プレーが逆襲劇の号砲だった。

 第3クオーターの序盤、38―50とこの試合最大の12点差をつけられたが、3分すぎに八村がダンクシュートを叩き込んだ。次のプレーでファウルを誘いながら得点を決めて3点追加。さらに渡辺の得点に続いて3点シュートを決めれば、ファジーカスのリバウンドから冷静にジャンプショットも沈めた。第3クオーター終了時で3点差に迫り第4クオーターの逆転につなげた。

 この日は両チーム最多の31得点を挙げ、ウィザーズ入団後の代表4試合で100得点を突破する計108得点。チーム2位・ファジーカスの61点を圧倒し、日本の揺るぎない得点源だ。ディフェンスでも奮闘し、第4クオーター終盤の80―81では、巧みな読みで相手のシュートをブロック。「予測して狙いにいった」と振り返った。

 篠山が「ドイツが何%か分からない」、渡辺も「ドイツは100%じゃないと思う」とする中、八村は違う。「僕からしたら僕らも100%出したかというと、そうじゃない。勝ちは勝ち」。ドイツはW杯で日本が対戦する世界ランク24位のチェコを19日に87―68で下している。日本は過去4度のW杯で対欧州は7戦未勝利だが、本番での打倒・欧州へ大きな1勝だ。「W杯も楽しみにしておいてください!」。八村の自信に満ちた声が、会場を埋めた観衆の心に響いた。

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