ラグビー日本代表 ホテルの中で“高地トレ”低酸素テント設置しエアロバイク

[ 2019年8月21日 05:30 ]

ラグビー日本代表の網走合宿の宿舎ホテルに設置された低酸素ルーム(C)JRFU
Photo By 提供写真

 ラグビー日本代表が、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)体制初となる“高地トレ”で肉体を追い込んでいる。北海道網走市での合宿第2日となった20日、選手は標高3000メートル以上に設定した低酸素テントの中でエアロバイクをこいだ。故障リスクが低い状態で心肺に負荷をかける一石二鳥の取り組み。9月20日のロシア戦で開幕するW杯へ、走り勝つ体をつくり上げていく。

 網走合宿中のジャパンが疑似高地トレに乗り出した。ホテル内に低酸素テントを設置。人工的に標高3000メートル以上の酸素が薄い状態にして、エアロバイクをこぐ。負荷に変化を付けながら30分間、汗を流す。導入2日目を終えたFB/WTB松島は「(こぐ)強度を上げたり、下げたり。どれぐらい効果が出るか」と、スタミナアップへの期待を口にした。

 マラソンランナーを彷彿(ほうふつ)させる最新設備の導入は、ジョセフ・ヘッドコーチになってから初、ラグビー界でも珍しい取り組みだ。外部から専門家を招いて指導を受ける。テント内には4台しかバイクが置けないため、41人のメンバーが5グループに分かれ、グラウンド練習の前後に体を追い込んでいる。前日に取り組んだSO松田は「肺に来る感じ。普通にしんどい」と、感想を口にしていた。

 29日にW杯メンバーの31人が発表される。最後の選考の場となるこの網走合宿は、グラウンドでの戦術、技術的な練習がメインとなっている。同時にスタミナも磨きたいが、激しい実戦形式も多い中で、6、7月の宮崎合宿のような厳しい走り込みをすれば、故障を招く可能性がある。

 その点、エアロバイクなら、痛めるリスクがほとんどない。ケガの心配が少ない上に、低酸素テントによる“高地トレ”で心肺に負荷もかけられる。一石二鳥の取り組みで、走り勝つラグビーを磨いていく。

続きを表示

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2019年8月21日のニュース