女子高生の園田がド緊張吹き飛ばして日本勢唯一の3回戦へ 五輪テスト大会

[ 2019年7月16日 17:45 ]

アーチェリーの五輪テストイベント女子1回戦を戦う園田稚
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 2020年東京五輪・パラリンピックの会場となる東京都江東区の夢の島公園アーチェリー場で13日、テスト大会が行われ、女子高生の園田稚(17=東京・足立新田高)が1、2回戦を突破し、男女を通じて日本勢唯一となる3回戦へ進んだ。

 1回戦が最大の山場だった。「緊張して、笑うしかなかった。すごくガチガチだった」。第1セットの1射目にシューティングラインを間違えるほど、頭の中が真っ白だった。

 普段の練習では、ダッシュで矢を取りに行き、心拍数が上がった状態で矢を放つ緊張対策をしてきた。しかし、「息切れと本当の緊張は違う」と、この日は体が言うことを効かなかった。何度も何度も深呼吸をして、落ち着きを取り戻した。

 相手のカトゥーナ・ロリグ(米国)は、ソ連代表時代を含めて5度の五輪出場経験がある。28歳差ある2人だが、顔見知りだった。日本代表の田中伸周監督(53)は、国際大会で1度、“あいさつ”をさせていたという。

 「私も若いころから試合に出ているから頑張って、と声をかけてもらっていました」

 知らぬ相手ではないことが奏功したか、徐々にリズムをつかんだ。4セット目まで取りつ取られつの接戦。最終5セット目の1射目に、大ベテランが的を外す(0点)痛恨のミス。これが響いて女子高生が6―4で勝利した。2回戦はフランス選手を6―4で破った。

 アーチェリーの東京五輪代表は来年4月の選考会で決まる。今大会に出場していない五輪メダリストの川中香緒里、早川漣ら、実力者がいるが、成長著しい女子高生も有力候補だ。1メートル69の身長で「真っ直ぐ立てる。軸がしっかりしている」(田中監督)と、安定感のあるフォームが武器。今大会で活躍をすれば、周囲に大きなプレッシャーを与えられそうだ。

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