関取最年長40歳の安美錦 引退を決断「悔いはない。思い残すことはなかった」

[ 2019年7月16日 11:43 ]

<名古屋場所初日>旭大星に破れた安美錦(撮影・亀井 直樹)
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 大相撲で関取最年長40歳の十両・安美錦(伊勢ケ浜部屋)が現役を引退する。16日朝、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が「本人から“引退したい”という話をしてきた。ここまで(97年初場所の初土俵から23年間)やってきた。やる、やらないは本人が決めること。こちらから助言する年齢じゃない」と話し、本人の意思を尊重して、きょう16日にも日本相撲協会に引退届を提出することを明かした。

 安美錦は名古屋場所3日目から休場し、次の秋場所で幕下への転落が確実となっていた。2日目に関取最年少21歳の新十両・竜虎(りゅうこう)戦で敗れた際に、右膝を負傷。取組後は自力で歩けず、花道を車イスで引き揚げた。その後は再出場を目指して調整を続けていた。

 この日朝も稽古場に顔を出し、ダンベルを使ったウエートトレーニング、てっぽうなどで体を動かした。師匠により引退が明かされた後に報道陣の取材に応じ「悔いはない。思い残すことはなかった」「しっかり土俵の上でやってきた。気持ちはすっきり。次に向けて新しいスタートを切るべくやっています」などと吹っ切れたような表情で話した。

 これまで左アキレス腱断裂など数々の負傷を乗り越え、2000年初場所の新十両からは117場所連続で関取の地位を保っている。歴代3位の通算1805回出場、史上8位の通算907勝などの記録を樹立している。今回のケガについて「(右膝はかつて前十字じん帯断裂などの大ケガを負った古傷で)同じ箇所だけど、ずれているというか(負傷箇所が)広がっている。ずっと付き合ってきた右膝をまたケガした。“最後はまた、お前にやられるのか”という感じ。いい相棒だった」と独特の表現で状況を説明した。

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