大坂なおみ ウィンブルドン初戦敗退で失意の会見切り上げ「退席してもいい?」 

[ 2019年7月2日 03:05 ]

テニス・ウィンブルドン選手権第1日 ( 2019年7月1日     英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

試合中に苦悩の表情を見せる大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 女子シングルスで世界ランキング2位の大坂なおみ(21日清食品)は、同39位のユリア・プティンツェワ(24=カザフスタン)に5―7、2―6のストレート負けで初戦敗退を喫した。試合後の会見に出席した大坂に、スーパースターの重圧に適応できなかったかという趣旨の質問が飛ぶ。すると、大坂は「退席してもいい?泣きそう。ごめんなさい」と神妙に答え、進行役の運営スタッフとともに会見場を後にした。

 質問は11問。約4分30秒で会見は打ち切り。その後、日本メディア用の取材のため会見場に戻るよう説得された大坂だが、舞台裏では涙を流していたという。運営スタッフの説得も効果はなく、再び会見場に現れることはなかった。前哨戦ネイチャーバレー・クラシックでもプティンツェワに敗れ、会見を拒否。今回は義務を果たした格好だが、後味の悪い幕引きとなった。

 ウィンブルドン3年連続の2回戦進出はならず、世界ランキング1位返り咲きはならなかった。プティンツェワは過去の対戦で2戦2敗の難敵。多用するスライスにリズムを乱され続けた。大坂は「彼女と2回も戦っていたので、驚きはしない」と敗戦を受け入れた。

続きを表示

2019年7月1日のニュース