モエアキオラが日本代表合宿合流「誰よりもアピールを」 大好物封印で体脂肪率改善

[ 2019年7月1日 19:49 ]

日本代表合宿に合流し、タックルを練習するモエアキオラ
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 宮崎合宿中のラグビー日本代表は1日、練習を再開し、13人制リーグラグビーの元ニュージーランド代表デビッド・キッドウェル氏(42)がスポットコーチとして参戦。オフロードパスでの失点が多いチームに対し、ボールキャリアーの上半身を狙いボールを奪うことを目的としたタックルを指導した。

 この日からスーパーラグビー(SR)のチーフス(ニュージーランド)で今季プレーしたアタアタ・モエアキオラ(22=神戸製鋼)が合流。「こういうチャンスをもらえてうれしい。W杯日本大会に出たい気持ちが強かった」と顔をほころばせた。今季は「子どもの頃からあこがれだった」ニュージーランドのチームでSRにデビュー。WTBとして9試合に出場して3トライをマークした。「自分の体を強くしすぎた」という昨季までの東海大では116キロあった体重が、今季はトレーニングと食事の見直しで107キロまで落ち、体脂肪率も改善されたという。食事をバランス良く摂るようになったそうで「日本ではケンタッキーばかり食べていた。おいしいけど…。今もたまに食べる」と話して笑いを誘った。

 日本代表招集にあたり、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチからポジションについて話は聞いていないという。だが、「チーフスではWTBでずっと出ていたから、WTBで出たい」ときっぱり。持ち味は、ニュージーランドでも「お前の強みだ」と指摘されたフィジカルの強さ。W杯代表選考レースの最終フェーズとなるパシフィックネーションズ杯(27日から)へ向け、「試合に選んでもらえたら誰よりもアピールしたい」と端正なマスクを引き締めた。

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2019年7月1日のニュース