NBA、大物移籍が相次ぐ デュラントは177億円でネッツ バトラーはヒートへ 

[ 2019年7月1日 12:18 ]

ネッツに移籍するデュラント(AP)
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 NBAは6月30日から契約交渉が解禁となったが、ウォリアーズからFAとなっていたケビン・デュラント(30)は4年1億6400万ドル(約177億円)でネッツとの契約に合意した。メディア系ソーシャルネットワークやAP通信などで報じられているもので、デュラントはウォリアーズに残留していれば5年2億2100万ドル(約239億円)での再契約が可能だったが移籍を選択。ウォリアーズでは2度のファイナル制覇(MVP2回)に貢献したが、3シーズンで再びユニフォームを替えることになった。

 ただしデュラントはラプターズとのファイナル第5戦でアキレス腱を断裂。今季の出場は絶望となっているが、それでもネッツは最大限度額を提示して球宴出場10回を誇るリーグの看板フォワードを獲得した。スポーツ専門局のESPNによれば、ネッツは昨季マーベリクスとニックスでプレーしたリバウンド王過去2回のセンター、ディアンドレ・ジョーダン(30)との契約にも合意。すでにセルティクスからFAとなっていたポイントガードのカイリー・アービング(27)とも交渉で合意に達しており、FA市場で注目されていた大物3選手を獲得するという超大型の補強を敢行した。

 昨季ティンバーウルブスから76ersにトレードで移籍していたフォワードのジミー・バトラー(29)は4年1億4200万ドル(約153億円)で契約を交わしたあとヒートにトレードされ、ヒートからはガードのジョシュ・リチャードソン(25)が交換要員となった。76ersでは昨季18・1得点を挙げたシューターのJ・J・レディック(35)がペリカンズに移籍。その一方でセルティクスからFAとなっていたセンター、アル・ホーフォード(33)は4年1億900万ドル(約118億円)でバトラーが抜けた76ersとの契約に合意した。

 今季最高勝率を残したバックスでは主力フォワード、クリス・ミドルトン(27)は5年1億7900万ドル(約193億円)で同チームとの契約に合意して残留が内定。しかし2016年シーズンに新人王となったポイントガード、マルコム・ブログドン(26)は4年8500万ドル(約92億円)でペイサーズに移籍することになった。なお6月30日に合意に達した交渉は下記の通り。正式契約は6日以降となっている。

 ▼移籍組=ケビン・デビュラント(ウォリアーズ→ネッツ)、ジミー・バトラー(76ers→ヒート)、ディアンジェロ・ラッセル(ネッツ→ウォリアーズ)、アンドレ・イグダーラ(ウォリアーズ→グリズリーズ)、アル・ホーフォード(セルティクス→76ers)、テリー・ロジアー(セルティクス→ホーネッツ)、リッキー・ルビオ(ジャズ→サンズ)、マルコム・ブログドン(バックス→ペイサーズ)、ボヤン・ボグダノビッチ(ペイサーズ→ジャズ)、ジュリアス・ランドル(ペリカンズ→ニックス)、ディアンドレ・ジョーダン(ニックス→ネッツ)、デリック・ローズ(ティンバーウルブス→ピストンズ)、ジョシュ・リチャードソン(ヒート→76ers)、ゴラン・ドラギッチ(ヒート→マーベリクス)、J・J・レディック(76ers→ペリカンズ)、ギャレット・テンプル(クリッパーズ→ネッツ)、サディアス・ヤング(ペイサーズ→ブルズ)、ジェレミー・ラム(ホーネッツ→ペイサーズ)、タージ・ギブソン(ティンバーウルブス→ニックス)

 ▼残留組=クリス・ミドルトン(バックス)、トバイアス・ハリス(76ers)、ヨナス・バランチューナス(グリズリーズ)、デイミアン・リラード、ロドニー・フッド(ともにトレイルブレイザーズ)、クリスタプス・ポルジンギス(マーベリクス)、ニコラ・ブーチェビッチ、テレンス・ロス(ともにマジック)、ハリソン・バーンズ(キングス)、ジェラルド・グリーン(ロケッツ)

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