荒磯親方 8年ぶり南三陸町再訪「少しでも力に」 新鮮ホヤに「うまい」連呼

[ 2019年6月4日 15:33 ]

南三陸町さんさん商店街でホヤに舌鼓を打つ荒磯親方
Photo By スポニチ

 日本相撲協会は4日、東日本大震災からの復興を願い、宮城県本吉郡南三陸町で横綱土俵入りを行い、今年1月の初場所で引退した荒磯親方(元横綱・稀勢の里)も参加した。

 日本相撲協会は東日本大震災のあった2011年にも南三陸町を訪れており、当時関脇だった荒磯親方は8年ぶりの再訪となった。昨年、一昨年は横綱として復興土俵入りを務め、今年は引退後初めての参加。土俵入りの前には地元消防関係者の慰霊碑への献花を行い、南三陸町さんさん商店街に移動した後は鶴竜らとともに旧防災対策庁舎に向けての献花にも参加した。

 荒磯親方が参加したのは「現役を引退したが、少しでも力になればと思って」という理由からだった。「8年前は想像もできないくらいのがれきの山だった。それから比べれば整備されたが、困っている方、苦しんでいる方はまだまだいる」と道半ばの復興の現状に心を痛めた。

 さんさん商店街では積極的に店に足を運び、お土産に高級笹かまぼこを購入した。さらに、鮮魚店ではホヤ、タコに舌鼓。志津川湾で取れた新鮮なホヤには「うまい」を連呼した。

 茨城県出身の荒磯親方は中学まではホヤを食べたことがなく、中学卒業後に入門した当時の鳴戸部屋は青森県出身の元横綱・隆の里が師匠だったこともあり、初めてホヤを食した。「(入門当時の)あの時はそうでもなかったが、年を取るごとにおいしさが分かってきた。何もつけないで食べて、浸かっていた汁まで飲んだ」と思い出を語った。

 ホヤ生産業者は、WTO(世界貿易機関)の上級委員会で日本が韓国に逆転敗訴したことを受けて、同国への禁輸が継続となった。大量廃棄を余儀なくされるなど大打撃を受けた。そんな中、荒磯親方がホヤの魅力をアピール。ホヤを提供した鮮魚店店主はこみ上げるものを抑えきれず、ホヤのお代わりを提供していた。

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