勇太のジャンボ魂 歴代2位タイ11年連続V 憧れの名刻まれたパターで逃げ切り

[ 2019年6月3日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ミズノ・オープン最終日 ( 2019年6月2日    茨城県 ザ・ロイヤルGC=8016ヤード、パー72 )

優勝した池田勇太はパターをかかげてギャラリーの声援に応える(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 首位から出た池田勇太(33=フリー)が5バーディー、4ボギーの71で回り、通算7アンダーで逃げ切り今季初となる通算21勝目を挙げた。これで11年連続のツアー勝利とし、歴代2位タイに浮上。15年連続優勝で歴代1位の尾崎将司(72=I.S.T)の90勝記念モデルのL字パターを使用し、5年連続の全英オープン出場も決めた。

 17番でボギーを叩き、2位のC・キムに1打差に迫られた最終18番。池田は表情を変えることなく、30センチのウイニングパットを「Jumbo」の文字が刻印されたパターで沈めた。関係者からのウオーターシャワーを浴びると笑顔がはじけた。

 「ここ数試合は苦戦していたし、この優勝は大きい。最後まで分からない、見ている人には楽しい、やっている方は苦しい展開でした」

 単独首位から出ると、3番から3連続バーディー。4番ではカラーからの6メートルをパターでねじ込んだ。だが、2つ伸ばした前半と対照的に後半は我慢の展開。17番で1打差となったが「リードがある」と切り替え、18番でパーをセーブして逃げ切った。

 憧れの存在が、勝利を後押ししてくれた。4月の開幕まで「ずっと悩んでいた」というパター。東北福祉大の先輩、正岡竜二からL字型を使うように勧められた。そこで池田はコレクションしてある尾崎将司の記念グッズから、90勝記念パターを手に取った。「スター」と尊敬してやまない存在。「本当はオリジナルのままがよかった」と泣く泣く重さなどをリメークし、3戦前から使用。「打ちたい場所に出せる。良い感じになった」と優勝につなげた。11年連続優勝は、尾崎の15年連続に次ぐ歴代2位タイ。「ジャンボさんがお持ちの記録を目指していかないといけない」と決意を新たにした。

 この勝利で5年連続の海外メジャー、全英オープン出場を決めた。世界への切符を勝ち取ったゴルフ界の“若大将”は「しっかり準備して暴れてきます」と力強く宣言した。

 勝者のクラブ ▼1W=スリクソン・Z785(9.5度、TXシャフト)▼3W=テーラーメイド・Mグローレ(15度)▼3U=キャロウェイ・エピック(20度)▼5I~7I=キャロウェイ・APEX、7I~AW=ヨネックス・EZONE CB501▼ウエッジ=タイトリスト・ボーケイ SM5(54、60度)▼パター=ブリヂストン・J’s▼ボール=ブリヂストン・ツアーBX

続きを表示

この記事のフォト

「渋野日向子」特集記事

「NBA」特集記事

2019年6月3日のニュース