大坂ケガもう大丈夫!「気にならなかった」エース8本でストレート勝ち 初戦突破

[ 2019年5月6日 05:30 ]

テニス マドリード・オープン第1日 ( 2019年5月5日    スペイン・マドリード )

女子シングルス1回戦でドミニカ・チブルコバと対戦する大坂なおみ(AP)
Photo By AP

 女子シングルス1回戦で第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)が世界ランキング33位のドミニカ・チブルコバ(29=スロバキア)に6―2、7―6で勝ち、2回戦に進出した。前週のポルシェ・グランプリでクレーコートのツアー大会初の4強入りを果たしたが、左腹筋を痛めて準決勝を棄権。故障の不安を払しょくする白星となった。

 両拳を軽く握り、大坂が控えめに勝利をかみしめた。第1セットは第4ゲームからギアを上げて5ゲーム連取。第2セットも第1、2ゲームを連取されて先手を取られながら、過去2戦2勝の相手をタイブレークの末に退けた。

 前週のポルシェ・グランプリは4強入りも左腹筋痛で準決勝を棄権した。3日にサーブ練習を再開したばかりだが「試合中は気にならなかった。勝ち進めてうれしい」と、時速180キロ超の力強いサーブで8本のエースを奪うなどケガの不安を払しょく。「足の滑らせ方にも慣れ、どういう動きをすべきか分かってきている」と苦手としてきたクレーにも適応しつつある。

 今大会は1月の全豪まで指導を受けたサーシャ・バイン氏が、世界ランク64位のムラデノビッチ(フランス)のコーチとして参戦。電撃的にコーチ契約を解消したが、バイン氏は「彼女が離れた方がいいと感じたなら、それは彼女の判断。決断を尊重した」と理解を示す。かつてのコーチと激突する可能性のある中、大坂が初戦を突破して面目を保った。

続きを表示

2019年5月6日のニュース