卓球にビデオ判定導入要望 日本協会が国際連盟に抗議文

[ 2019年4月30日 05:30 ]

<世界卓球(女子ダブルス決勝)>第5ゲーム、抗議するも、判定は覆らず、納得のいかない表情を浮かべる伊藤(右)と早田。会場はブーイング(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 卓球の世界選手権個人戦の女子ダブルス決勝(28日・ブダペスト)で伊藤美誠(スターツ)早田ひな(日本生命)組が判定を不服として主審に訴えながら受け入れられなかった問題で、日本協会が国際連盟(ITTF)に抗議文を提出し、ビデオ判定の導入を要望したことが28日、関係者の話で分かった。審判の質の向上も求め、試合の映像も提出したという。

 ゲームカウント2―2の第5ゲーム、9―9から日本ペアが得点したかと思われたが、早田のサーブがネットに触れていたとして再プレーになった。このゲームを落とした伊藤、早田組は逆転負けで金メダルを逃し、伊藤は「絶対に違うと思ったし、審判にも言ったがビデオも見てくれなかった」と話した。

 テニスではチャレンジ制度、サッカーではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)導入が進む。卓球もリオ五輪後にビデオ判定の導入が検討されたが、見送られた。

続きを表示

2019年4月30日のニュース