「昭和」を背負う!白鵬ら25人が“S”人文字で記念写真

[ 2019年4月30日 05:30 ]

昭和の頭文字「S」になって写真に収まる鶴竜(中央)ら昭和生まれの関取(代表撮影)
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 大相撲の春巡業は29日、水戸市で行われ、平成最後の昭和の日に昭和生まれの関取25人(休場の勢を除く)が昭和の「S」の人文字をつくって記念撮影した。企画したのはともに35歳の琴奨菊と豊ノ島。「何か思い出を残したかった」という琴奨菊らの提案に関取衆が賛同した。

 幕内の人数は18年初場所で平成生まれの方が多くなったが、34歳の白鵬、33歳の鶴竜の両横綱を筆頭に、現在も18人が奮闘。第一人者の白鵬は「令和の戦いは熱くなる。昭和強しというところを見せたい」と新元号となる夏場所(5月12日初日、両国国技館)に向けて意欲を示した。

 14日の常陸大宮市に続いて地元での興行にあいさつに訪れた荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は「(昭和生まれは)長くやってほしい。豪栄道はバリバリに大関を張っている。もう一つ上もある」と同じ昭和61年生まれの豪栄道に新元号での横綱昇進を期待していた。

 《春巡業が終了 貴景勝“収穫”》春巡業はこの日で25日間の日程が終了した。春場所後に新大関に昇進した貴景勝は土俵周りでの四股などで汗を流して稽古を終えた。看板力士として初めて臨んだ巡業だっただけに「今までと違った」というものの「いろんな人と稽古ができた」と収穫も得た。30日の番付発表を経て、新大関場所に向けての本格的な稽古が始まる。「もっと長所を磨く」と基礎が出来上がった状態から臨戦態勢を整えていく。

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