貴景勝 三役そろい踏みで大関実感「もっと頑張っていかないと」

[ 2019年3月31日 16:19 ]

伊勢神宮内宮での三役そろい踏みに向かう新大関の貴景勝(左から2人目)
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 大相撲春場所後に大関に昇進した貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が31日、三重県伊勢市で始まった春巡業に参加した。場所後は27日の大関昇進伝達式、地元・兵庫でのパーティー、イベントなどで多忙を極めたが「ありがたい疲れ」と歓迎した。

 伊勢神宮での三役そろい踏みでは、約7700人の来場者の前で大関として紹介され「実感が沸いた。もっと頑張っていかないといけないと思った」と看板力士の責任感を口にした。

 三役以上は参拝があったため、この日の朝稽古には参加せず、稽古再開は4月1日の奈良県五條市での興行以降になる。横綱、大関の稽古は通常、相手を指名して連続で取る「三番稽古」となるが、貴景勝は“慣例”にはこだわっていない。「自分の体調を見ながらしっかりやりたい。(相手を)指名しなくても、申し合いでもいい」と三役以下と同じ稽古内容にすることも考えている。

 大関になったことで「緊張感は凄い」というが、大関になったからといって大きくなにかを変えるつもりはない。現状をしっかり把握した上で「長所を伸ばしていきたい。馬力を伸ばしていきたい」と話した。

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2019年3月31日のニュース