ひな ポルトガルOP制覇から凱旋 世界切符獲りへ意欲

[ 2019年2月20日 05:30 ]

卓球ポルトガルオープンで優勝し帰国した早田ひな
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 卓球ポルトガルオープンの女子シングルスで優勝した早田ひな(18=日本生命)が羽田空港に帰国した。下部ツアーながら中国や欧州の強豪も参加した大会の3回戦では、元世界1位の劉詩?(リュウ・シブン=中国)を4―2で破る金星。「ダブルスでは中国トップ選手に何度か勝っているけど、シングルスで勝っての優勝はなかったのでうれしい」と顔をほころばせた。

 劉詩?戦ではラリーが不利とみてサーブの3球目、レシーブの4球目攻撃など前半で戦術を変更。ダブルスを組む伊藤美誠が劉に勝った試合で有効だったチキータや逆チキータも駆使した。昨年11月のTリーグ開幕前から男女問わず有力選手の映像を見て取り入れるようになり、自ら練習メニューも考案。積極的な取り組みでプレーや戦術の幅を広げ、「練習は間違っていなかった」と胸を張った。

 昨年は国際大会で結果が出なかったが、世界選手権出場が懸かる3月2日の最終選考会(仙台)に弾みがついた。同1日の高校の卒業式は欠席で「残念だけど、(試合で)頑張ります」と話した。

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2019年2月20日のニュース