“野獣”松本薫 第2の人生は「もっとみんなを笑顔にできる」アイスクリーム作り!

[ 2019年2月7日 15:25 ]

<松本薫引退会見>今後について「アイスクリーム屋さんをします」と笑顔で発表した松本薫(撮影・沢田 明徳)
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 柔道女子57キロ級で2012年ロンドン五輪金メダル、2016年リオデジャネイロ五輪銅メダルの松本薫(31=ベネシード)が7日、東京都内で現役引退会見に臨んだ。

 最高気温17度と春を思わせる陽気の中、冒頭のあいさつでは「こんにちは。本日は寒くない中…」といきなり会場に爆笑の渦を巻き起こした松本。仕切り直しでは「お忙しい中、ご足労いただき、ありがとうございます。本日をもって柔道競技を引退することをご報告します」と表明した。

 もっとも思い出に残る試合には、金メダルを獲得した12年ロンドン五輪を挙げた。同五輪では日本男子勢が金メダルを逃し、松本が柔道で唯一の金メダルを獲得。「帰ってきてから、家族や会社の方、仲間がおめでとうと言ってくれた」のが印象に残っているという。

 気になる第2の人生については、「アイスクリームを作ります」と2度繰り返して、再び会見場を笑いを巻き起こした。もっとも、本人は本気そのもの。アイスクリーム店は所属のベネシードが新会社を立ち上げ、今月12日に東京都新宿区の東京富士大学キャンパス内に開店するもので、松本も立ち上げに関わっているという。

 体重管理のため、現役時代は甘い物を自由に食べられなかったという体験を踏まえ「もっといいアイスクリームがあったら、もっとみんなを笑顔にできるアイスクリームがあったら」との思いで商品を開発。乳製品不使用、小麦粉不使用、白砂糖不使用という労作を世に売り出す。

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