植草、逆転優勝 世界選手権の雪辱果たし「本当にうれしい」

[ 2019年1月29日 05:30 ]

プレミアリーグ第1戦   最終日 ( 2019年1月27日    パリ )

女子組手68キロ超級で優勝した植草歩(共同)
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 27日に行われた組手の決勝で女子68キロ超級の植草歩(JAL)がナンシー・ガルシア(フランス)に7―3で逆転勝ちし、頂点に立った。男子75キロ級の西村拳(チャンプ)もラファエル・アガイエフ(アゼルバイジャン)に1―0で競り勝った。採点方式が導入された形の決勝は、男子で世界選手権3連覇中の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が26・92点、女子は清水希容(ミキハウス)が26・14点とともに高得点で優勝した。プレミアリーグは20年東京五輪を見据えて今大会から新ルールを採用。女子組手も試合時間が3分に延長された。

 来年の東京五輪で金メダルが期待される組手の男女のエースが優勝した。男子75キロ級の西村は空手界のスーパースター、アガイエフに突きでポイントを奪うと、鉄壁の防御で逃げ切った。「泥くさくても、勝つと決めていた。得点は少なかったが、勝ちにこだわった結果が出た」と手応えを示した。女子68キロ超級の植草は逆転勝ちの優勝に「本当にうれしい」。昨年は世界選手権で2位に終わり悔しい思いをした。新年最初の国際大会で優勝し「ちょっとすっきりした」と笑顔で話した。

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2019年1月29日のニュース