大坂 V王手!「ミリ」で決めた日本勢初の全豪決勝進出

[ 2019年1月25日 05:30 ]

テニス 全豪オープン第11日 ( 2019年1月24日    オーストラリア・メルボルンパーク )

全豪OP女子シングルス決勝進出を決め喜ぶ大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス準決勝で、第4シードの大坂なおみ(21=日清食品)が、第7シードのカロリナ・プリスコバ(26=チェコ)に6―2、4―6、6―4で競り勝った。男女を通じて日本勢で初の決勝進出。昨年の全米に続く4大大会連覇に王手をかけ、28日に発表される世界ランクで2位以内が確定した。決勝は26日午後7時半(日本時間午後5時半)開始で、世界ランク1位の座を懸けて第8シードのペトラ・クビトバ(28=チェコ)と初めて対戦する。

 両手を合わせて祈った。ボールの端がセンターラインに乗っている映像を確認すると、大坂は拳を上げてピョコンと跳ねた。「何でもいいから、サーブが入っていることを祈っていた」。スキップでコートの中央に進み、プリスコバと握手を交わした。第3セット、5―4で迎えた第10ゲーム。40―30のマッチポイントで強烈なサーブを打ち込んだ。白星を手にしたと思ったが、判定はアウト。即座にビデオ判定を要求して、ミリ単位の勝負に勝った。

 勝負の分かれ目は第3セット、0―1で迎えた第2ゲーム。3度のブレークポイントを握られたが、3度のジュースの末にキープした。窮地を脱すると、第3ゲームをラブゲームでブレーク。男女を通じて日本勢で初の決勝進出をたぐり寄せた。昨年9月の東レ・パンパシフィック・オープン決勝で敗れた雪辱を果たし「東京で対戦した時に凄く勝ちたかった。今回はリベンジしたかった」と笑顔。第1セットを取った試合の連勝は63(フェド杯含む)に伸びた。

 試合開始約3時間前には不穏な空気が漂っていた。本番コートでの事前練習でミスショットを連発。ベンチに座りバイン・コーチから言葉を掛けられたが、水を飲んだり下を向いたりして耳を傾けず、イラだっていた。この日は気温が41度まで上昇。規定により会場の屋根を閉じ、空調の効いたインドアとなった。「私は暑さが得意なのに。屋根が閉じているのが、ちょっと悲しかった」。環境の変化にナーバスになっていたが、ウオーミングアップ時に音楽を聴き心を落ち着けた。

 決勝では2度の4大大会優勝経験のあるクビトバと初めて顔を合わせる。ともに世界ランク2位以内が確定。優勝とともに世界ランク1位の座を懸けた頂上決戦となる。大坂は「グランドスラムの決勝で彼女と初めて対戦できるのは素晴らしい。とてもタフな試合になる」と視線を上げた。今大会で優勝すれば女子では14年の全米、15年の全豪で優勝したS・ウィリアムズ以来、史上10人目の全米&全豪“連覇”となる。日本テニス史を動かし続けた戦いが、いよいよクライマックスを迎える。

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