【玉ノ井親方　視点】白鵬珍しい連敗　前日の黒星引きずったか

大相撲初場所１２日目 （ 2019年1月24日    両国国技館 ）

＜初場所１２日目＞玉鷲（右）に敗れた白鵬（撮影・郡司　修）
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　白鵬が連敗するのは珍しい。正面から当たって玉鷲の顔を張りながら一度は土俵際まで追い詰めた。相手の胸に頭をつけ、そのまま押し切るかと思われたが、玉鷲に左からいなされ体勢を崩す。そこから受け身になり一方的に押し出されてしまった。前日の御嶽海戦の黒星を引きずっていたのかな。本当はまわしを取りたかったけど、立ち合いでしっかり当たれていなかったため自分の形に持ちこめなかった。土俵際も少し隙があったよね。逆に玉鷲は冷静だった。張られてもムキにならず落ち着いて取っていた。いつもは張られるとヒートアップして激しい相撲になるけど、この日は相手をよく見て取っていた。これでますます乗っていけるんじゃないかな。

　一方の横綱は１３日目に貴景勝と対戦。やりづらい相手なのは間違いないから、面白い勝負になると思うよ。（元大関・栃東）