山県亮太 目が離せない桐生との代表争い 今季2人の初戦は現時点で未定

[ 2019年1月16日 09:31 ]

2020 THE ストーリー 飛躍の秘密 

小学5年で初めて全国大会に出場した山県
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 山県は9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀(23=日本生命)との直接対決で好成績を収めている。14度対戦し、山県の先着が9回。昨年は3戦全勝だった。

 13年に桐生が10秒01を出した後、しばらくは「ライバルというより一段下がっている」と、実力差を感じていたが、この2年で意識が変化した。「(17年に)10秒00を出した頃から、やっと勝負ができるという気持ちになりました」

 今季の2人の初戦は現時点で未定。山県はこの2年、3月にオーストラリアで初戦を迎えている。9月末にはドーハで世界選手権が控えている。代表争いを含めた2人の対決は、今年も目が離せない。

 日本人のこの種目の五輪決勝進出者は、1932年ロサンゼルス五輪6位の吉岡隆徳だけ。日の丸の夢を背負って切磋琢磨(せっさたくま)が続く。

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