日清食品Gが駅伝撤退 陸上部縮小、周囲は困惑「経営状態の問題とは考えられない」

[ 2019年1月11日 18:51 ]

 日清食品グループは11日、全日本実業団対抗駅伝を2度制した強豪の陸上競技部を縮小し、駅伝から撤退すると発表した。2020年東京五輪マラソン代表選考会(9月15日)の出場権を獲得済みの佐藤悠基、村沢明伸のサポートは継続する。

 発表の文書では「世界を目指す選手の活動をサポートする体制に切り替える」とした。希望者の移籍に協力し、入社予定だった大学生2人も他チームで活動を続けられるよう支援するという。部の関係者は、2人以外の12選手は移籍か引退を迫られるとみている。

 縮小の理由については「総合的な判断」と述べるにとどめた同社。財団を通じた若手の海外挑戦支援、小学生大会への協賛などの実績もあり、日本陸上競技連盟の麻場一徳強化委員長は「びっくりしている。東京五輪も近いので残念」と話した。

 ある実業団の監督は「経営状態の問題とは考えられない。いきさつがよく分からない」と首をひねり「(他の)実業団チームに影響を及ぼす可能性も否定できない」と懸念。中谷圭佑は「新しい環境を探しつつ引き続き頑張る」とツイッターに記し、麻場委員長は「アスリートの受け皿が小さくなる」と危機感を口にした。

 同社陸上部は1995年創部。2004年アテネ五輪マラソン6位の諏訪利成ら男子長距離で五輪代表選手を輩出してきた。マラソンの日本記録を持つ大迫傑(ナイキ)も在籍した。

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