吉田沙保里さん 母・幸代さんが感謝「本当に親孝行な娘」

[ 2019年1月11日 05:30 ]

吉田沙保里さん引退会見

母・幸代さん(左)に抱きしめられる吉田沙保里さん(撮影・吉田 剛)
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 吉田さんの母・幸代さん(64)は自宅のある三重県から会見に駆けつけ、娘に花束を渡して優しく肩を抱いた。昨年12月、最初に引退の報告を受けた。黄金に彩られた33年の現役生活を「長いようで短い感じであっという間。世界大会でいろんな場所に連れて行ってくれて、本当に親孝行な娘です」と振り返った。

 圧倒的な強さから吉田さんは“霊長類最強女子”と呼ばれた。あまりにも勇ましいニックネームに、幸代さんは「どなたが付けたのか」と笑い、「霊長類最強イコール、ゴリラみたいな感じで。一応、女性なので親としては“ええ〜”という感じだった」と当初は複雑な心境だったという。元祖・霊長類最強は、レスリング男子で世界大会で金メダル12個のカレリン氏。幸代さんは「カレリンさんに匹敵するくらい強いと考えられているということなので、あとで考えたら感謝かな」と話した。

 自宅を出る前、14年3月に亡くなった夫の栄勝さん(享年61)の仏前で語りかけた。「長い間、頑張ったよね、もういいよね?」。幸代さんが栄勝さんの思いを代弁。「“もういいよ”と言っていると思う」。生前、栄勝さんは「引退って言わなくていいんだ」と話していたという。父の教えを破り、引退を表明した吉田さんは会見で周囲への感謝を何度も口にした。強く優しい娘を、これからも温かく見守っていく。

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