宇野昌磨が3連覇で世界選手権決定!右足首捻挫も気合の演技!5年ぶり出場の高橋大輔が2位

[ 2018年12月24日 21:15 ]

<全日本フィギュアスケート選手権最終日>男子フリー、演技をする宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 世界選手権(19年3月、埼玉)などの代表選考を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権最終日は24日、東和薬品ラクタブドーム(大阪府門真市)で男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が289・10点をマークし3連覇を飾り、来年3月の世界選手権(さいたま)の代表に決まった。今季現役復帰し、5年ぶりに出場した10年バンクーバー五輪銅メダリストでSP2位の高橋大輔(32=関大KFSC)は239・62点で2位、昨年2位の田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)は236・45点で3位だった。

 フリーで宇野は24選手中22番目で登場。序盤でジャンプの着地が乱れたものの立て直し、フリー187・04点、SPとの合計289・10点をマークした。

 宇野はこの日、午後2時25分からの最終組の公式練習に姿を見せたものの、スピードを緩めて滑り、リンクサイドの山田満知子コーチ、樋口美穂子コーチと長い時間、話し込むシーンも。フリー使用曲を流しての滑走でジャンプを跳ばなかったが、練習の後半には何とかトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループに着氷したが、本調子には程遠く、アクセルの失敗や連続ジャンプでの転倒もあった。宇野は右足首を捻挫、23日の公式練習には姿を見せず、関係者は「休養です」と説明するにとどめていた。

 宇野の次に登場した高橋は、ジャンプミスもあったが、演技構成点で80点以上をマークし、フリー151・10点、SPとの合計239・62点で6年ぶりの表彰台を決めた。

 ▼世界選手権代表選考 男女とも3枠。全日本選手権優勝者が決定。2人目は全日本2、3位の選手、GPファイナル出場の上位2選手、全日本終了時の世界ランク上位3選手から選考。2人目の選考から漏れた選手を、国際連盟公認大会での今季自己ベストなどから3人目として選ぶ。また、実績のある選手がやむを得ない理由で欠場した場合の救済措置もあり、羽生結弦(ANA)は右足首の負傷で欠場しているが、選ばれる可能性が高い。今季国際大会への出場がない高橋は代表入りした場合、国際連盟が定める世界選手権出場条件の最低技術点(SP34点、フリー64点)を今後クリアする必要がある。

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