左肘負傷の世界女王・須崎優衣が棄権 早大監督「次への準備をしっかり」

[ 2018年12月21日 17:53 ]

須崎優衣
Photo By スポニチ

 レスリングの女子50キロ級世界女王の須崎優衣(早大)が、東京・駒沢体育館で行われている全日本選手権を無念の欠場を決めた。先月の強化合宿中に左肘を痛め、ぎりぎりまで出場の可能性を探ってきたが、21日の女子50キロ級の組み合わせ抽選を前に棄権が発表された。

 今大会は東京五輪代表選考に向けた第一歩で、リオ五輪48キロ級金メダルの登坂絵莉(東新住建)や昨年優勝の入江ゆき(自衛隊)との激しい優勝争いが予想されていたが、現役世界女王が一歩出遅れる形となった。早大の太田拓弥監督は「無理して出ても簡単に勝てる相手ではない。最終的には本人の意志。次への準備をしっかりしようということ」と説明した。来年6月には同じく代表選考レースの一環となる全日本選抜選手権が控えているだけに「仮に今大会で勝ったとしても選抜に向けて悪化してはいけない」と悩める須崎の心境を代弁した。

続きを表示

2018年12月21日のニュース