紀平 女王へ“足固め”真央以来の高校1年生V狙う!

[ 2018年12月21日 05:30 ]

<全日本フィギュアスケート選手権公式練習>SPの曲をかけて滑る紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 世界選手権(19年3月、埼玉)などの代表選考を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権が21日に東和薬品ラクタブドーム(大阪府門真市)で開幕する。初日の女子ショートプログラム(SP)に登場するGPファイナルを制した紀平梨花(16=関大KFSC)は20日、会場での公式練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を6回成功させた。2006年の浅田真央以来となる高校1年生Vを狙う。

 足元の不安などないかのように、紀平は軽やかにジャンプを決めた。公式練習で代名詞のトリプルアクセルを6回成功。滑り始めた直後は左足首付近を何度も気にしたものの、時間の経過とともにそのしぐさもなくなった。

 「靴の柔らかさが気になったけど、しっかりテープを巻いて完璧に持っていければ」

 世界のトップ6人が出るGPファイナルを制した高校1年生が懸念するのは、スケート靴だ。純白のパートナーを、今夏から履き始めた。母・実香さん(47)によると、「アクセル足」と呼ぶトリプルアクセルを踏み切る左足の靴の革が「ぐにゃぐにゃのようです」と特に消耗が激しい。それだけ衝撃が大きく、アイスホッケーのスティックに巻く半透明のテープで、試合でも練習でも足首部分を固定してきた。

 秋に新しく作った2足はサイズが合わず使用を断念した。そのため、例年3カ月に1回のペースで替えるところを、今年は既に約5カ月使用。紀平は「なんとか全日本まで持たそうという感じ」と、ギリギリの状態と説明し「アクセル以外はきつい方が跳びやすいけど、アクセルはもう少し緩い方がいいのかな」とテープの巻き方の試行錯誤を続ける。

 この日のトリプルアクセルは、14回跳んで6回成功にとどまったが、靴と氷の感触を確かめることに主眼を置いていたのだから「いい状態で臨めると思う」と堂々としている。シニアデビュー年の今季は5戦5勝。昨年大会は3位だったが、今回、優勝すれば憧れの浅田真央に並ぶ高校1年での頂点。慣れ親しんだ靴で18年シニア無敗締めへ。16歳は地に足がついている。

 ▽世界選手権代表選考 男女とも3枠。全日本選手権優勝者がまず決定。2人目は全日本2、3位の選手、GPファイナル出場の上位2選手、全日本終了時の世界ランク上位3選手から選考。2人目の選考から漏れた選手を、国際連盟公認大会での今季自己ベストなどから3人目として選ぶ。また、実績のある選手がやむを得ない理由で欠場した場合の救済措置もあり、男子SP、フリーとも世界最高得点を記録した羽生結弦(ANA)は右足首の負傷で欠場しているが、選ばれる可能性が高い。

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