相撲協会 横綱“暴力”は即クビ…処分厳罰化で新基準

[ 2018年12月20日 05:30 ]

相撲協会の理事会で話し合われた内容を説明する八角理事長(右は尾車理事)(撮影・西海健太郎)
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 日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で理事会を開き、力士の暴力に対する処分基準を決めた。過去の暴力事案を踏まえ、横綱が暴力を振るった場合、「引退勧告」以上の厳しい懲戒処分となる。大関以下の関取は「出場停止1場所」が基準だが、事案の内容や程度、番付などにより処分の軽重が考慮されることになった。

 力士による暴行が続いている中、日本相撲協会は横綱に対し、厳しい処分基準を決めた。この日、決議された暴力問題に特化した「暴力禁止規定」には7つの懲戒処分があり、「引退勧告以上」は引退勧告、もしくは懲戒解雇。すなわち、暴力を振るった時点で相撲が取れなくなる。鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)は「横綱は最高位。自分自身を律して見本にならなければいけない。社会的責任も大きいので、番付に応じてという考えでつくった」と説明した。

 今回の決議は過去の事案がベースとなった。10年1月に暴行問題が明るみに出た朝青龍は、横綱審議委員会から引退勧告が出される前に自ら引退。昨年10月の日馬富士も貴ノ岩の暴行の責任を取って引退し、横審はその後、引退勧告相当の判断を下していた。

 大関以下の関取の出場停止1場所の基準は、昨年春場所中に付け人に暴行した当時十両の貴公俊の事案を踏まえたもの。貴公俊は春場所を自主的に謹慎した上で、翌場所の出場停止処分を受けた。ただ、事案の内容によっては2場所以上の出場停止も科される。

 理事会では、暴力問題に特化した「暴力禁止規定」も承認。その中で、道具を用いての暴力、握り拳で殴ることや指導の範囲を逸脱したしごきなど、稽古中なども明示した。八角理事長(元横綱・北勝海)は「この規定を中心に相撲協会から暴力をなくしていきたいと考えている」と不退転の決意を示した。

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