野中生萌 スピードクライミング壁の設置に感謝「新しくてそそられる」

[ 2018年12月17日 10:49 ]

立教大にできた専用壁の前に立つ野中生萌
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 スポーツクライミングの野中生萌(21=TEAMau)に金メダルのための虎の穴が完成した。東京都豊島区の立教大キャンパス内に、東京23区内初のスピードクライミング壁が設置され、野中専用の練習場として利用が可能になった。

 キャンパス外の道路に面した真新しい壁を見上げた野中は「新しくてそそられる。外からもよく見える場所に15メートルのウォールがあって凄く迫力がある。練習のモチベーションも上がる」とやる気をかき立てられた様子。あいにくの雨でこの日の利用は叶わなかったが「明日から練習したい」と意欲を見せた。

 東京五輪のスポーツクライミングはボルダリング、リード、スピードの複合競技として行われる。日本にはスピード用の壁がほとんどなく、日本勢の大きな弱点となっている。「スピードの重要性を感じている。他の2種目と同じくらい欠点のない状態に持っていきたい」と弱点克服に申し分のない環境が準備できた。今回のクライミング壁設置は野中が豊島区在住であることから実現。設置期間は2020年までの限定で、設置や撤去、メンテナンスに必要な費用は野中自身が負担する。クラウドファウンディングで寄付を呼びかけ、目標額の20万円を大きく上回る470万円が集まった。「どれだけ集まるか想像もできなかったのでびっくりした。ありがたいです」と支援者にも感謝した。

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2018年12月17日のニュース