ベアーズ、8季ぶりにプレーオフ進出 イーグルスは敵地でラムズを撃破

[ 2018年12月17日 13:51 ]

ベアーズをけん引したQBトゥルビスキー(AP)
Photo By AP

 NFLは16日に各地で第15週の12試合を行い、ベアーズは地元シカゴでパッカーズを24―17(前半14―3)で下して10勝4敗。2試合を残してNFC北地区の優勝を決め、2010年シーズン以来、8季ぶりのプレーオフ進出を決めた。

 前週のラムズ戦で3つのインターセプトを喫したQBミッチェル・トゥルビスキー(24)は28回中20回のパスを通して235ヤードを獲得。一度もパスを奪われることなく2つのTDをマークしてチームを勝利に導いた。

 パッカーズには開幕戦で23―24で敗れていたがホームではリベンジ。ここ10戦で9敗を喫していた相手に競り勝ってNFC北地区を制した。

 パッカーズは5勝8敗1分け。ロードでは今季7戦全敗となり、この日バイキングスが勝ったために2季連続でプレーオフへの出場権を失った。

 QBアーロン・ロジャース(35)は今季初めてTDパスを一度も記録できず、第4Q残り3分にはエンドゾーン内に投げたパスをベアーズのセーフティー、エディー・ジャクソン(26)に奪われて敗北。リーグ記録となっていたインターセプトなしの連続パス試投は402回でストップした。

 スティーラーズは地元ピッツバーグでペイトリオッツに17―10(前半14―7)で競り勝って8勝5敗1分け。チームの連敗を3でくい止め、AFC北地区首位の座を守った。

 足首を痛めたRBジェームズ・コナー(23)に代わって起用された新人RB、ジェイレン・サミュエルズ(22)は19回のキャリーで自己最多の142ヤードを走破。QBベン・ロスリスバーガー(36)はインターセプトを2度喫しながらもパスで2つのTDをマークした。

 勝っていればAFC東地区で10季連続の優勝が決まっていたペイトリオッツは9勝5敗。残り14秒、QBトム・ブレイディー(41)がゴールライン手前にいたWRジュリアン・エデルマン(32)めがけて投げたパスは、スティーラーズのモーガン・バーネット(29)に阻止されて同点機を逃した。

 昨季のスーパーボウルを制したイーグルスは敵地ロサンゼルスで、すでにNFC西地区の優勝を決めているラムズを30―23(前半13―13)で撃破して7勝7敗。エースQBカーソン・ウェンツ(25)が腰椎の骨折で昨季終盤同様に戦列を離れたが、スーパーボウルでMVPとなったQBニック・フォールズ(29)が31回中24回のパスを通して試合の流れをつかみ、RBウェンデル・スモールウッド(24)がランで2つのTDを記録して強敵をなぎ倒した。

 カウボーイズが敗れて8勝6敗となったためにイーグルスはNFC東地区の優勝争いに踏みとどまった形。ワイルドカードでのプレーオフ進出にも可能性を残した。

 ラムズは11勝3敗。23―30で迎えた第4Q残り3分3秒、パントをリターンしたジョジョ・ナットソン(24)が痛恨のファンブルを犯して攻撃権を失い、ホームでは今季7戦目で初黒星を喫した。

 NFCでは17日にパンサーズと対戦するセインツが11勝2敗で全体の1位。ラムズはNFCの第1シード争いでは不利な立場となった。

 <その他の結果>

*レイブンズ(8勝6敗)20―12バッカニアーズ(5勝9敗)

レッドスキンズ(7勝7敗)16―13*ジャガーズ(4勝10敗)

*コルツ(8勝6敗)23―0カウボーイズ(8勝6敗)

*ビルズ(5勝9敗)14―13ライオンズ(5勝9敗)

*バイキングス(7勝6敗1分け)41―17ドルフィンズ(7勝7敗)

タイタンズ(8勝6敗)17―0*ジャイアンツ(5勝9敗)

*ファルコンズ(5勝9敗)40―14カージナルス(3勝11敗)

*ベンガルズ(6勝8敗)30―16レイダース(3勝11敗)

*49ers(4勝10敗)26―23(延長)シーホークス(8勝6敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月17日のニュース