タカマツ貫禄V 日本勢初快挙!2度目ファイナル制覇

[ 2018年12月17日 05:30 ]

バドミントン ワールドツアーファイナル最終日 ( 2018年12月16日    中国・広州 )

WTファイナル最終日 女子ダブルスで優勝し、トロフィーを掲げる高橋礼(右)、松友組
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 女子ダブルスは16年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華(28)、松友美佐紀(26)組(日本ユニシス)が韓国ペアを2―0で下し、4年ぶり2度目の優勝を果たした。男子シングルスの桃田賢斗(24=NTT東日本)、女子シングルスの奥原希望(23=日本ユニシス)はともに敗れ、3年ぶりの頂点ならず。男子ダブルスの遠藤大由(32)、渡辺勇大(21)組(日本ユニシス)も準優勝だった。

 リオ五輪を制したタカマツペアが、本領を発揮した。松友が前衛から相手を翻弄(ほんろう)し、高橋が力強いスマッシュで得点を重ねる。第1ゲーム中盤、7連続得点で主導権を掌握。追いつかれた第2ゲーム終盤には2人が柔軟に攻守を入れ替わる「型にはまらない」(松友)スタイルで、過去3勝5敗と分が悪い韓国ペアを振り切った。

 最強ペアに、勲章がまた一つ加わった。今大会無敗で4年ぶり2度目の優勝。ツアーファイナルで複数回の頂点は、日本人初の快挙となった。16年リオ五輪金メダル以来となるビッグタイトル。女王の面目躍如だ。表彰台に上がった2人は笑顔を見せた。高橋は「世界トップのペアが出場する大会で気負わずできた」と言い、松友も「どこまでできるのか楽しめてできた」と振り返った。

 背中を押される出来事があった。今大会前の全日本総合選手権1回戦で、ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳のフジカキペアと激突。今季限りで引退する先輩を圧倒した。試合後、憧れのペアから声を掛けられた。「一番凄いのは金を獲っても、現役で2人でやっていること」――。追われる立場となっても、第一線で走り続ける努力をねぎらってくれた。

 来年から20年東京五輪へ向けた選考レースが始まる。2組しか出場できない女子ダブルスで、日本は世界ランク10位以内に5組がひしめく。「我慢して最後に勝って終われたのは、来年に向けて意味がある」と高橋。松友も「来年、再来年にいろいろなことを積み重ねられたら」と前を見据えた。五輪連覇は2人にとって「バドミントン人生最後の目標」。年内を最高の形で締めくくり、弾みをつけた。

 ◆高橋 礼華(たかはし・あやか)1990年(平2)4月19日生まれ、奈良県橿原市出身の28歳。宮城・聖ウルスラ学院英智中、聖ウルスラ学院英智高と進み、日本ユニシス入り。シングルスの妹・沙也加も日本ユニシスに所属。1メートル65、右利き。

 ◆松友 美佐紀(まつとも・みさき)1992年(平4)2月8日生まれ、徳島県藍住町出身の26歳。徳島中で全国中学優勝。宮城・聖ウルスラ学院英智高1年時に1年先輩の高橋とダブルスを結成。卒業後、日本ユニシス入り。1メートル59、右利き。

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