沙羅3位、連続表彰台も思考と体が…「かみ合わない」

[ 2018年12月17日 05:30 ]

ノルディックスキー W杯ジャンプ女子 ( 2018年12月16日    フランス・プレマノン )

W杯ジャンプ女子個人第5戦で3位の高梨
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 個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)が行われ、今季初優勝を目指す平昌冬季五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は合計233・3点で3位に入った。1回目は83メートルの5位で、2回目は80メートルを飛んで2戦連続表彰台に立った。カタリナ・アルトハウス(ドイツ)が249・6点で今季3連勝を飾り、通算7勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は18位だった。

 2戦連続表彰台にも、高梨の表情は晴れなかった。5位で迎えた2回目に80メートルを飛んで3位に食い込むのが精いっぱい。今季自己最高の2位に入った前日の勢いを持続できず「考えていることと体がかみ合わない感じがする。今の状態では世界のトップでは戦えない」と苦悩がにじんだ。年明けから再開するW杯は札幌、蔵王と日本が舞台となる。「根気強く挑戦を続けていきたい」。4年後の五輪も見据え、今は結果を焦らない。

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2018年12月17日のニュース