紀平梨花「北京五輪で優勝したいという夢がある」失敗を糧に「試合でも集中できた」

[ 2018年12月9日 12:04 ]

フィギュアスケート・GPファイナル 女子フリー ( 2018年12月8日    カナダ・バンクーバー )

<グランプリファイナル3日目>女子フリー、思い切った滑りで優勝を飾った紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 ショートプログラム(SP)1位の新星・紀平梨花(16=関大KFSC)が150・61点、合計233・12点をマークして初優勝を飾った。日本勢としては2013年の浅田真央以来の優勝、また、GPデビューシーズンでのファイナル制覇は2005年の浅田以来13年ぶりの快挙となった。

 シニア挑戦1年目。シーズン前は「グランプリシリーズでいい成績を残したいという思いと、練習ではうまくいってるので、それを試合で出せたらいいと思っていた」といい、ファイナル出場のことは考えず目の前のことにベストを尽くすことだけに集中していたという。無欲でファイナル切符を手にし、その大舞台で初優勝。「昨シーズン、その前のシーズンで本当にたくさんの失敗をして、学ぶことがあった。それを絶対に忘れないようにしてきた。集中力の持っていき方も分かってきて、試合でも集中することができた」と胸を張った。

 今回の結果を素直に「うれしい」と喜びをかみしめたが、すでに今後も見つめている。「まだ全日本もあるし、来シーズンも頑張って、北京五輪で優勝したいという夢がある分、モチベーションはすごくいい状態になっている」ときっぱり話した。

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