将来の五輪入りを目指す新スポーツ「アイスクロス・ダウンヒル」日本初上陸!

[ 2018年12月9日 15:00 ]

高低差のあるコースを一気に滑り降りる(主催者提供)
Photo By 提供写真

 高低差や急カーブのある氷のコースをアイスホッケーの防具をつけた選手が滑る新スポーツ、アイスクロス・ダウンヒルの世界選手権シリーズ「レッドブル・クラッシュドアイス」が7〜8日の2日間、横浜市西区の臨港パークの特設コースで行われた。

 スタートとゴールの高低差は約22メートル、コースの全長は350メートルで、五輪でも行われているスノーボードクロスやスキークロスの氷版とも言える。01年にストックホルムで初開催され、アジア初上陸の今大会で50回目を迎えた。レース観戦だけでなく、フードコートや各種のイベントも充実。音楽フェスのような雰囲気で、主催者発表では2日間で1万人の観客を集めた。

 アイスホッケーやインラインスケートをバックボーンに持つ選手が参戦しており、日本勢で最高位の6位となった女子の山本純子(36)もアイスホッケーの大東開発ネクサスのメンバーという顔を持っている。10年から参戦し、アイスクロス・ダウンヒルの練習会も開いて普及に努めている日本の第一人者。「純子さんガンバレ!という声が聞こえて、最後まで走りきろうという気持ちになった」と日本初開催の雰囲気を満喫した。

 将来的な五輪競技採用を目標にしているが、新興競技とあって選手の競技環境は未整備な点も多いようだ。インラインスケートの世界王者でもある安床武士(32)は「競技を始めるハードルは高くない。インラインスケートとアイススケートの」と語ったが、練習場の確保などで「費用の問題はある」と説明した。会見の最後には「みんなギリギリでやっていますでは夢がない。僕らもスポンサー集めに動いていこうと思うが、メディアの皆さんもお願いします」と普及に懸ける思いを示した。今大会での盛り上がりをどう広げ、つなげていくかが競技発展の成否を左右していきそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

「大坂なおみ」特集記事

「羽生結弦」特集記事

2018年12月9日のニュース