元貴闘力 貴ノ岩引退に驚き、協会へ苦言「八角理事長も責任取らないと」

[ 2018年12月8日 06:30 ]

記者の質問に答える元関脇・貴闘力の鎌苅氏(撮影・木村 揚輔)
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 貴ノ岩の引退表明を聞いた元関脇・貴闘力の鎌苅忠茂氏(51)は、都内で経営する飲食店でスポニチ本紙の取材に応じ「早いね…」と驚きを口にした。「本人は辞めたくないけど、責任を取って辞めさせられたということじゃないの。まだ若いし反省して、まだやりたいはず」と話した。

 一方で貴ノ岩の暴力行為にも苦言。「いけないという以前に、感謝の気持ちが少しでもあったら手が出るかな?関取と付け人は、お互いに感謝する気持ちが大切」と指摘した。

 日本相撲協会は10月、暴力決別宣言をしたばかり。「その上でこうなったわけだから、(八角)理事長(元横綱・北勝海)も何か責任を取らないといけないと思うよ。部屋(の問題)だからと、逃げるようなことはしてほしくない」と強く語った。

 旧態依然とした付け人制度が問題の根底にあるとして疑問視。「昔から付け人を奴隷のごとく扱ったり、私用を押しつける人もいる。言語道断だ。そこから変えないと、いじめや暴力は絶対になくならない」。弟弟子だった元貴乃花親方(当時貴花田)が入門したころ、故二子山親方(当時の藤島親方)は幕下以下は掃除、洗濯などを全員で行うよう指導。結果みんなが強くなったという。「立場の弱い人間を強い人間がこき使うのはアウト。そういう時代だから」。今年スポーツ界で多発したパワハラ問題も念頭に話した。

 「自分も(親方として)苦労したが、外国人にその心を教えるのは難しい。それでも根気強く教えないと」と強調。「自分の子供(三段目・納谷)がいるからね。誰もが一生懸命稽古できる環境をつくってもらいたい」。最後は親の立場から、相撲界の健全化を願っていた。

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