宇野 金色の誓い!「完璧演技」で今度こそ頂点極める

[ 2018年12月7日 05:30 ]

赤い練習着で滑る宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのGPファイナルは6日(日本時間7日)にバンクーバーで開幕し、男女のショートプログラム(SP)が行われる。4年連続出場となる男子の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は5日に公式練習を行い、3種類の4回転を入念に確認。自らの実力を最大限まで出し切ることを誓い、主要大会で自身初の優勝を狙う。初出場で頂点を狙う女子の紀平梨花(16=関大KFSC)も好仕上がりを見せた。

 シルバーコレクター返上へ、宇野のテーマは単純明快だ。それは自身の最大出力で演じきること。SPの滑走順は大トリの6番滑走に決定。4年連続となった大舞台を翌日に控え、頭の中はシンプルに整理されていた。

 「ベストな演技をすれば結果はついてくる。結果がついてこなかったら、自分の実力不足ということ。まずは自分の実力の最大を発揮したい」

 平昌五輪銀メダリストとなった今でも、自分に打ち勝つのは容易ではない。公式練習ではSP曲「天国への階段」をかけながらトーループ、フリップと2度の4回転ジャンプで転倒。その後はサルコーを含め、3種類のジャンプを念入りに確認した。トーループで回転しすぎる悪癖に加え「最近フリップの調子が悪かった」と明かす。その壁をこじ開けない限り、優勝は見えてこない。「ゴタゴタ考えても仕方ない。真っすぐ跳んで思いっきり締める。気持ちだけです」と吹っ切れた。

 ファイナルの舞台に加えて五輪、世界選手権、四大陸選手権を含めた主要大会では準優勝の結果が大半を占め、頂点の味をかみしめたことはない。昨年のファイナルでもN・チェン(米国)に0・50点およばず逆転優勝を許した。それでも、今季の最高得点で上回るライバルより最大の敵はあくまで己だ。「去年は悔しいというより自分のミスで失敗した。点差が悔しいというよりも、自分のいい演技ができなかったところに悔しい思いをした」。自らに問えば、敗因は明らかだった。

 GPシリーズ連勝でファイナルに乗り込むのは今回が初めて。もうシルバーコレクターのレッテルはご免だ。「ここ数年、完璧な、ノーミスな演技というものがない。もうそろそろ完璧な演技をしてみたい」。宇野昌磨の限界を超え、未知の領域へ――。その答えはバンクーバーのリンクにある。

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