紀平 いざ“真央の道”へ!トリプルアクセル高確率で着氷

[ 2018年12月6日 05:30 ]

GPファイナルの練習に熱が入る紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのGPファイナルは6日(日本時間7日)にバンクーバーで開幕する。初出場で優勝を狙う新星・紀平梨花(16=関大KFSC)は4日にバンクーバー近郊で2部練習を行い、得意の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を計28回跳んで21回着氷。課題である時差調整とショートプログラム(SP)でのトリプルアクセル成功へ自信を見せ、憧れの浅田真央以来5年ぶりとなる日本勢の優勝を目指す。

 初の大舞台へ向け、紀平の仕上がりは順調だった。大技トリプルアクセルを4日の2部練習で28回挑戦し、着氷したのは21回。75%の高確率で降り、2日前の練習を終えた。トリプルアクセルに3回転トーループも加えた連続ジャンプも軽々と決めるなど調子の良さを見せつけた。

 「まあまあ、良くなってきた。あと2日あるので、もっと良くなると思う」。

 そう語った新星は、最高のパフォーマンスを出す道筋が見えている。時差調整に悩まされながら優勝を果たした11月のフランス杯は開幕3日前に現地入り。敏感な16歳は環境の変化に適応できず「眠いと力が入らない」と悩まされた。今回は違う。1日前倒しの4日前の今月2日に宮原、坂本と現地入り。17時間の時差にも余裕を持って対応ができている。

 頂点への明確な青写真もある。今季の紀平はSPで1回、フリーで2回のトリプルアクセルを盛り込むが、SPで成功したのは国内の西日本選手権のみ。SP冒頭でスタートダッシュを決めるのが、最重要課題だ。4日の練習ではSP曲「月の光」を午前に1回、午後に2回流し、全ての演技でトリプルアクセルに着氷。大舞台で決める準備ができている。

 2つの課題を克服した先には、憧れの存在が見た景色が待っている。シニア挑戦1年目でファイナル制覇を成し遂げた日本人は浅田真央しかいない。日本勢の優勝も13年の浅田が最後となっている。宮原、坂本に加えて平昌五輪金メダリストのザギトワ、トリプルアクセルの使い手トゥクタミシェワらロシア勢も立ちはだかる激戦となるが、大技を志すきっかけとなった大先輩に肩を並べる絶好の機会。まずは自分自身との闘いに勝ち、表彰台のトップを目指す。

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